変容のためのプロセスワーク(パート1)
自分に問うことの力
私たちは日常的に様々なアドバイスを受けますが、その効果は一時的なものであることが多いのをご存知ですか?
- 他人のアドバイスへの微かな抵抗
- 一時的な「腑に落ちる」感覚
- 古いパターンへの回帰
なぜこれが起こるのでしょうか?
パターンの深い歴史
私たちの行動パターンには長い歴史があります。この歴史を理解せずに変化を求めると、以下のような悪循環に陥る可能性があります:
- 気づきを得る → 元に戻る → 自己嫌悪
- 「私はダメな人間だ」という自己批判
- 過度な自己叱咤
セルフインクワイアリーの魅力
セルフインクワイアリー(自己探求)は、“自分で自分に問いかける”技法です。
- 他者はただ探求の場を保持する
- すべての答えは自分の中から
- 驚くような自己発見の可能性
この2日間で学べること
- 探求者とスペースホルダーの役割
- 技法の中で必ず直面するさまざまな抵抗(眠気、言葉が出ない、物語を話す)にどう対処するか?
- 内なる批判家に気づくこと(これはパート2で詳しく学びます)
- センタリング(中心に定まる・落ち着く)をインストールして日常のレッスンにするためのコツ
- ただ鏡のようでいて相手に耳を傾けるためのプレゼンスを養う
日常でどのように生かせるか?
特にアムネス日記を書いている人には大きなサポートになる集中力が身につきます
どれほど日常が忙しくても、気がついたら自分の中心に戻ることができるようになり、むしろサクサク仕事ができます
鏡のようでいるというプレゼンスの体験を根付かせることは、セラピストや対人支援のお仕事をしている方に特に役立ちます。
日常で立ち止まって見守ることができるようになった、というのはすべてのリピーターからの感想ですが、そのことで反応から動くことが減っていくわけなので、より自分のほんとうの気持ちを大切にできるということではないでしょうか?
実生活の中にインストールできるエクササイズ
変容のカギは日常の中にある
気づきを促す4つのエクササイズ
- センタリング
日常で続けていけるように、丹田に意識を置くセンタリングという技法をマスターします。 - プレゼンス
「今ここにいる」というあり方を身につけます。 - スペースホルダー
「空間をホールドする人」という態度を身につけることで、境界線を越えずに相手をサポートできるようになります。 - セルフ・インクワイアリー
自己探求をいうのは一つの「技法」です。正しく理解することで、探求の深みが違ってきます。
インストラクター:斎藤Daso
心理セラピー「ファミリーコンステレーション」のコンステレーターとして20年のキャリアを持つ他、言語モデル「クリーン・ランゲージ」のトレーナーでもある。さらに、瞑想指導者でもある経験豊富なライフコーチ。